絵本を通して、人と人が繋がる社会を。
虐待が起きないように、
愛が愛のまま沁み渡っていくように。
皆様からの応援・寄付金は、
なるかわしんごが所属・活動する
NPO法人ひだまりの丘アート事業で
虐待予防活動
「子はたからプロジェクト」
及び
活動を全国に拡げていきます。
ぼくは20歳まで虐待を受けてきました。
しかしながら親はそういったつもりは
なかったと思います。
だからこそ
誰にも言いませんでしたし、
言えませんでした。
幼きぼくにとって
小さい頃読んだ絵本や空想は、
誰にも侵されない
自分だけの世界を楽しめる
なくてはならないものでした。
そして親になり
子を授かり、活動に至るまで
虐待や親子関係、愛着について様々な
論文そして書籍を漁りました。
そして自分の生い立ち、過去を振り返った時
加害者である人の多くは当事者で被害者だと。
この国では何が起きているのか。
この現象・問題を全体から捉えようとしたとき、
誰も悪者がいないということに気がつきました。
そして動かなければならないと。
2015年から活動を始めてから6年目になります。
絵、絵本を通して人と人をつないでいく
「子はたからプロジェクト」を発足して
虐待予防活動をしてきました。
「起こったものへの対処」ではなく
未然防止「予防」でお節介な活動です。
この活動を止めることなく続けていくために、
ぜひ応援してください。一人の夢だけではなく
みんなの夢となるように。
今、社会で起きていること。
わかってきていること
【 日本の現状 】
グラフにも記載しましたが、日本では虐待報告相談件数が2019年時点で19万件と過去最多を記録しました。これはあくまでも報告相談件数です。この件数にカウントされていない声なき声があります。子どもが虐待を受けることで子ども自身が失う利益や医療費、生活保護の増大などの社会的コストは、限られたデータによる推計だけでも年額※約1.6兆円(2014年時点)かかっています。※データ元:和田一郎先生
また、虐待を受けた直後だけでなく生涯にわたり大きな負担が続くことも明らかになっています。 虐待問題への特効薬は今ありません。ただし増加が必ずしも増加傾向が悪いわけではなく、その問題が「外に出てきた・見えてきた」ということだと考えています。2006年に配偶者間の暴力(面前DV)が心理的な虐待になること(児童虐待防止法の改正)や、2013年に警察がDV事案などへの積極的介入(体制の強化)、通報・相談ダイヤルが10桁から3桁「189」に変わっていきました。また痛ましい事件などの報道もあり徐々に社会全体の意識も変化したことが増加した要因だと考えられます。地道ではありますが、少しずつ整備していっています。
しかし、「数値やグラフだけでは見つからない、語られない問題がある」のは明白で、「相談・対応の件数」であって虐待が起きている正確な数、その起きる背景について完全にはわかっていませんし、現状児童相談所の人手不足は海外から見ても明らかで、一人当たり担当するケースが諸外国に比べて少ないのが状況です。
相談件数は今後も増えていくと考えられます。そしてそれに伴う現場の担当職員の増員、専門性の強化は急務です。また社会的養護施設の受け皿にも限りがあります。それを抽象的ですが表したのが上の図になります。水際対策だけではなく、予防の手立てを強化していく必要があります。
育児・養育をする親になんらかのストレスやリスクがあった場合、そのリスクに対してきちんと補償あるいは回避させたり軽減させる仕組みやサービスが幾重にもある状態を社会全体として作っていきたいと思います。かつて介護問題も24時間ケアするサービスはありませんでした。あくまでも家庭「内」の問題でしたが、それを個人の問題としてではなく、社会の問題として外部化させて、世論が変わっていき介護保険や制度など、制度や政策が変わっていきました。子はたからプロジェクトでは、子どもそして親の補償制度を作ることを大きなゴールとして目指しています。
・「虐待を防止する」だけではなく→「虐待を予防する」という柱を立てる
・リスクはどの家庭にもあるとした上で考えていく。支援が必要な人に必要な分だけ届くこと。
できることから初めていく
「子はたからプロジェクト」
それぞれの家庭や地域のリスクに対して何をすれば、子どもと大人が安心して育っていけるのか。大人もいきなり親になれるのではなく、子どもと一緒に親として育っていきます。次世代を担う命を次につなげていくために、家族単位ではなく、子どもたち一人一人を「社会の子」として社会(地域)で支えていきたいです。 現行で虐待防止や子育て支援と並行しつつ、虐待予防という軸を推進させ、そもそも虐待が起こらないような社会、または起きても大丈夫だよと言えるような優しく強い社会を創造するために、2015年8月「子はたからプロジェクト」を発足しました。【 思い描く未来 】虐待はどの家庭にも起こり得る身近なことです。肯定することはできませんが、だれもがその一線を越えてしまう可能性があります。
虐待をされてきたという事実はなかったことにできませんが、あって良かったことにはできると思っています。経験をしてきたからこその今の自分がいて、今の生き方に繋がっています。
虐待があってもなくてもよい世の中にしたい。そしてその先の虐待がなくなった世界を見てみたい。
大人は子どもを授かった日から親になります。しかし親になったからと言って、子育てのスキルもセットになって親になるわけではありません。子育てが始まってからは、初めての経験、分からないこと、不安なことが次々に起こります。「思うようにできなくても大丈夫」「困ったときは周りが助けてくれる」そんな世界をもっと身近にしたいです。親も子どもと一緒に成長し、親を支える大人たちが周りにたくさんいれば、もっと楽に、肩の力を抜いて子育てを楽しめるのではかいと思います。孤独に子育てするのではなく、社会全体で力を合わせて子育てしていく社会を目指しています。
子はたからプロジェクト
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